デイリー・アップデート

2022年9月26日 (月)

[米国] 下院共和党を率いるケビン・マッカーシー共和党下院院内総務は、11月8日に投票が行われる中間選挙で共和党が勝利し、来年1月に召集される第118議会で多数党に復帰した場合、下院共和党が推進すべき政策をまとめた「米国に対する約束」を9月23日にペンシルベニア州ピッツバーグ近郊で発表した。「米国に対する約束」は、インフレ対策・コスト抑制と強固な米経済の構築、犯罪対策・国境管理の強化など、合計4つの柱を主要テーマに掲げているのが特徴。

[ロシア/ウクライナ] ウクライナ東部・南部の親ロシア派勢力が実効支配する4地域でロシアへの編入の賛否を問う住民投票が9月23日に始まったことを受け、29日にはロシア議会下院が当該地域の併合法案を審議する可能性がある。プーチン大統領は30日に議会で演説する準備をしており、併合の正式な発表を行う可能性がある。

[中国] 一部の地方政府が、新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者に対して強制隔離を実施する際、施設の滞在費用を隔離対象者に自己負担させると公表したため、国内の議論を呼び、反対するメディアの報道がネットから一部削除されている。9月21日から雲南省鎮雄県では入所者につき1日100~150元(約2~3千円)、重慶市長寿区では判明分で1日300元(約6千円、食費込み、ただし、主に外地からの来訪者が対象)などとなっている。「財新網」は、強制隔離施設の有料化はこの2例にとどまらないという。背景として地方政府の財政状況の悪化、党大会前の防疫体制強化があるとみられる。

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