デイリー・アップデート

2024年9月26日 (木)

[モザンビーク/米国] 9月24日、ニュシ大統領は国連総会出席のために訪れていたニューヨークで米国石油大手のエクソンモービル社との会談を実施した。同社のカンスタイナー副社長は、モザンビーク北部で開発を主導しているエリア4鉱区LNGプロジェクトについて、向こう1年以内にLNGプラントの基本設計(FEED)を終了する予定だと述べた。最終投資決定(FID)については2026年に行われる見込みと報じられている。この発表に関連して、9月25日、日揮ホールディングス社は仏テクニップエナジー社と共同で、エクソンらがコンソーシアムを形成するモザンビーク・ロブマ・ベンチャー(MRV)社から基本設計役務を受注したと発表した。

[日本/中国/台湾] ■9月25日、中国国防部は同日、模擬弾頭を搭載した大陸間弾道ミサイル(ICBM)1発を発射し、予定海域である太平洋公海上に落下させたと発表した。中国が海上にICBMを発射するのは44年ぶりとみられる。米政府は事前に発射について中国から通告を受けていたと発表、報道によればオーストラリアとニュージーランドにも事前に通告があったが、日本にはなかった。■9月25日、日本海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」が台湾海峡を通過した。日本の海自船舶が台湾海峡を通過したのは初めて。中国が日本や台湾周辺で軍事活動を活発化させていることへのけん制とみられる。

[米国] 9月25日、ハリス副大統領は経済政策に関する公約を発表した。具体的な公約集というよりは、経済に関してハリス候補が掲げる方針、プライオリティを明らかにするような内容にとどまった。児童税控除の拡充、住宅購入支援、医療費負担の引き下げなどを掲げ、税制に関しては富裕層、大企業は相応の税負担があってしかるべきとの立場で法人税を28%に引き上げることも盛り込まれている。ハリス陣営は、7月末から大統領選挙戦を引き継いだ関係もあり、政策に関する立ち位置は曖昧な部分が多い。

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