デイリー・アップデート

2022年10月6日 (木)

[台湾] 10月4日、米戦略国際問題研究所(CSIS)は、台湾の経済人が現在の両岸関係や台湾を取り巻く状況をどう見ているのかを調査したレポートを発表した。調査は7月25日~8月1日に実施され、525人の台湾企業経営者が回答している。「中国から事業の一部を既に移転した」という回答は25.7%、「移転を考えている」は33.2%、「移転を考えていない」は31.1%だった。他方、中国から完全に撤退する例は少なく、中台の経済交流は今後も維持される見込みとしている。また、「台湾から事業を一部移転した」は13.0%、「移転を考慮している」は20.8%だった。

[米国] 11月8日に投票が行われる米国中間選挙の投票日まで6週間足らずとなったが、上院議員選挙では民主、共和両党の候補間で激しい争いが展開されており、改選後にいずれの政党が上院での多数党の立場となるのかは不透明な情勢となっている。そうした中、南部ジョージア州では、人工妊娠中絶を禁止する立場を鮮明にしているウォーカー共和党候補が、13年前の2009年に当時交際していた女性に中絶させていた疑惑が浮上している。

[チリ] 8月の経済活動は、4月から4か月連続の減速の後、拡大に転じ前月比+0.6%となった。チリ経済は、南米ではコロンビアに次ぐ好調さを示しており、金融政策も当面タカ派的な姿勢を維持する見込み。今後年内に2回の利上げが見込まれている。

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