デイリー・アップデート

2023年3月13日 (月)

[中国/インド] 3月10日、中国自動車工業協会は2023年2月の新車販売台数が前年同月比+13.5%の197万6,000台だったと発表した。4か月ぶりに伸びがプラスに転じた。「新エネルギー車(NEV)」の2月の販売は前年同月比+55.9%の52万5,000台と好調だった。また同日インド自動車工業会(SIAM)は、2023年2月の国内乗用車販売台数(出荷ベース)が前年同月比+11.0%の29万1,928台だったと発表した。利上げ局面が続いている中、堅調な需要となり、10か月連続で伸びがプラスとなった。

[米国] 労働省によると、2月の非農業部門雇用者数は前月から31.1万人増加した。娯楽・接客業などで雇用者数が増加する一方で、製造業や輸送・倉庫業、金融業で減少したほか、情報業では3週連続、電気ガス業では4週連続で減少するなど、産業によって雇用に変化が見られる。失業率は3.6%と前月から0.2pt上昇したものの、依然低水準だった。全体として雇用環境は堅調であるものの、変化の兆しが見えつつある。

[モルドバ] 3月12日、ウクライナに隣接する旧ソ連モルドバの首都キシナウ中心部で、燃料価格高騰に抗議する野党支持者ら数千人がデモを行い、親欧米のサンドゥ大統領の辞任を要求した。野党側は、民間セクターのガス代や電気代などを政府が負担するよう要求した。警官隊がデモ規制に乗り出し50人以上が拘束された。

[サウジアラビア/イラン] 3月10日、2016年以来外交関係を断絶してきたサウジアラビアとイランが外交関係を復活させることを発表した。中国政府の仲介で、サウジアラビアとイランの代表団が3月6日から北京において協議を行い、10日に中国を含めた3か国で共同声明を発表した。声明によると、この2か国は今後2か月以内に大使館を再開し、外相会談を経て大使復帰や今後の二国間関係強化のための協議を行うとのこと。また、安全保障協力や、経済、貿易・投資、技術、文化、若者、スポーツなど、多方面にわたる協力の再開も進める。

[米国] 2024年共和党大統領候補指名獲得争いへの出馬が憶測されているフロリダ州のロン・デサンティス知事は、最近新著を出版し、全米各地を訪れる「ブック・ツアー」を行っている。そうした中3月10日に、全米50州の中で最初に大統領予備選挙が実施される「序盤州」の1つである中西部アイオワ州を訪問した。デサンティス知事のアイオワ州訪問は出馬に向けた姿勢とみられる。

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